Flex Builder 3 pluginが公式に対応しているのはEclipse 3.4までです。
しかし、ちょっと作業が必要になりますが、Eclipse 3.6でもFlex Builder 3 pluginを利用する方法があります。
まあ、素直に最新版の Flash Builder 4を買ったほうがいい気もしますが、「どうしてもFlex Builder 3を使いたい!」という時のために、導入方法をまとめておきます。
1. Eclipse 3.6をインストール
何がなくてもまずはEclipse。これがなくてははじまりません。
2. Flex Builder 3 pluginのインストール
Eclipseは先ほどインストールした3.6を指定します。途中で「3.2~3.4じゃないから使えないかもよ?」とかそんなようなことを聞かれますが、構わずに進めましょう。
3. Eclipseの設定
Eclipseのインストールフォルダに行くと、「links」というフォルダが新しく作成されているはずです。 ここを開いてみると、「com.adobe.flexbuilder.feature.core.link」というファイルがあります。これは、Flex Builder 3 pluginへのリンクファイルです。
このファイルをテキストエディタで開いてみましょう。すると、 中にはFlex Builder 3 pluginのインストールフォルダのフルパスが書いてあります。
このフルパスの前に「path=」という記述はあるでしょうか? なかったら追加しておいてください。
私の場合は、
path=C:/Program Files/Adobe/Flex Builder 3 Plug-in
こんな感じになりました。
追記が終わったら、上書き保存してファイルを閉じてください。
4. Flex Builder 3 pluginにパッチをあてる
さて、このままEclipseを起動しても、Flex Builder 3 pluginを利用することはできます。しかし、おそらくビルドエラーが出てしまうはずです。
このエラーを回避するために、 Flex Builder 3 pluginにパッチをあてる必要があります。
まず、こちらのサイトで、「ProblemManager patch」をダウンロードしてください。
<Flex Builder 3 pluginのインストールフォルダ>/eclipse/plugins/com.adobe.flexbuilder.project_3.0.204732/zornproject.jar
をWinRAR等で開き、com/adobe/flexbuilder/project/compiler/internal/ProblemManager.classをダウンロードしたファイル内の同名のファイルで置き換えます。
この時、zornproject.jarを展開する必要はありません。ただWinRARで開き、該当のファイルを上書きしてください。よくわからずに展開→再圧縮を行うと、jarファイルとして認識しなくなる可能性があります。
以上で手順は終了です。Eclipseを念のため「-clean」で起動すると、Flex Builder 3 pluginが使えるようになっているはずです。
なお、すでにEclipse 3.4以下で Flex Builder 3 pluginを利用している場合は、手順3以降を行えば3.6で利用出来るようになります。再インストールは必要ありません。